COLUMN

2019年9月24日火曜日

砂時計

車に全てを突っ込み出発してから一ヶ月半が経とうとしている。

特にカッコ良くもない茶色とグレーの中間色のハイエース。
ハイルーフのこのキャンピングカーには私が生活できる物が揃っていて、サーフボードも8枚がすっきりと入っている。

フリーダイビングの道具や調味料セットから、印鑑まで。

まぁ実際、行った先々で友人のお宅に泊まらせていただいたり
仕事の時はホテル暮らしだったり
今なんかちゃっかり神戸のホテルでこれを書いていたりする。

行き先々で再会する仲間や初めましてのサーファーたちにたくさん会えている。

暮らし方、波乗りへの向き合い方、志向、ローカルビジター問題など多方面からの意見を聞けることがありがたい。

オリンピックとSNS効果で色々な在り方が変化してきていると感じた。

ただ変化はこれからも続き、新たな変化がまたでてくるのだろう。

たかが数十年で、テレビが復興し、電話とFAXが一般となった。
衛星のお陰で天候予測がより進み、
波情報のネットワークも広がってきた。

車、フェリー、高速道路…

実はオリンピックやSNSが無くとも海の混雑は止められなかったのかもしれない。


(あ、気がついたら海の混雑問題?になっている)


混雑に関しては私もメディアに関わり、スマートフォンをポチポチするのも好きなため責任を感じたり、反省する部分がある。

海に人が増え嘆き悲しむローカル達が、実は混雑を招いている一つの原因になっていることがあるのも事実だ。


昔はこうで、あんなで、あのころは良かったなあ
とはなりたくない。

国内を少し移動しただけでも、未だに無人ウェーブは存在しているし、
どちらにせよ変化はどの時代にいても必ずつきまとう。



移動しているとかっこいいサーファーにもたくさん会える。

心を極めていると言うのか、悟りを開いたのか

そのサーファー達の記録も今度しておこう。(いつかまた、多分)